このページでは NT26 電球色LEDヘッドライト基板 TOMIX EH200用 の交換方法について説明します。

車両の分解、組立については、EH200の説明書に注意事項も含めて詳しく書かれています。
説明書を必ずお読みになってから交換作業を行ってください。
(説明書は車両ケースの発泡スチロールの下に入っています)

まず、台車を取り外します。

次に、2つの車体を真っすぐに引っ張り、シャフトを外します。
斜めに引っ張ると、シャフトが曲がってしまう場合があるので注意してください。

ボデーを取り外します。
ボデーは前方と後方、左右2カ所ずつ爪があります。
爪の付近の裾を広げて外します。

ヘッドライト基板を押さえている灰色のカバーを取り外します。
左右2カ所の爪で固定されています。
先の細いマイナスドライバーを差し込んで取り外します。

ヘッドライトの ON-OFF スイッチ(黒い遮光板)は、基板交換後は使用しません。
製品のヘッドライト基板と合わせて保管をしてください。

LEDの電極がダイキャストに接触しないようにするため、メンディングテープをカットしてダイキャストの先端に貼ります。

まず、5mm幅で切り出したテープを縦方向に貼ります。
(左右1本ずつ)

次に、2mm幅で切り出したテープを横方向に重ねて貼ります。

ヘッドライト基板を交換します。

動力ユニットに基板とカバーを取り付けます。
設計上、基板の固定穴が大きくなっているため、
基板が外れないように、動力ユニットを上下逆さまにして取り付けてください。

LEDの位置をピンセットを使って調整します。
LEDが中央に位置するように調整します。
また、真横から見た時にLEDが斜め上を向くようにします。
LEDの特性により、LEDを正面に向けると運転席上のヘッドライトの黄色味が強くなるため、
斜め上に向けます。

前台車のみを線路に載せて、LEDが点灯することを確認します。
LEDが問題なく点灯したら、ボデーを取り付けます。

前台車のみ線路上に載せて、上部、下部のヘッドライトが点灯することを確認します。
(シャフトと中間台車を取り付けた後に確認を行うと、問題があった時に再度、分解・組立が必要となるため手間がかかります)
上部のヘッドライトが暗かったり、黄色味が強い場合は、LEDが正面を向いているので、ボデーを取り外して、LEDが斜め上を向くように調整します。

シャフトを取り付けます。
組み立てでは、この作業が一番難しいです。
EH200の説明書も合わせて確認をしてください。

シャフトの突起と、受けのカップリングの切り欠きを合わせてから、2つの車体を真っすぐに突き合せます。
シャフトの突起と切り欠きが合っていない場合、車体を斜めに突き合せた場合は、突起が切り欠きに入らずにシャフトが曲がってしまいます。
シャフトの状態をよく見ながら結合してください。

中間台車を取り付けます。

車両を線路に載せて、ヘッドライトが問題なく点灯することを確認します。
左:交換前  右:交換後